重症心身障害児者向け入所施設
アクセス お問い合わせ
ワゲン療育病院長竹について

施設長よりごあいさつ

ワゲン療育病院長竹
施設長 村上研一

当法人の「ワゲン」という名称は仏教の「和顔愛語・先意承問」(わげんあいご・せんいじょうもん)という言葉に由来し、和やかな笑顔と愛情のこもった語りかけを行うと同時に、 相手の意志を先に汲み取り、相手のために何が出来るかを自分自身に問いただすことをモットーとしております。

私はこれまで、小児外科医として大学病院や急性期病院で一刻を争うような疾患と向き合う医療に携わってきました。中には努力むなしく命を落とされる方もいらっしゃいましたが、 その一方で救命して無事にご自宅に退院される方を見送ることが医師としてのやりがいを感じ、励みになってきたのも事実です。

しかしながら約20年間の診療の中で、救命できた方々が、その後ご自宅でどのような生活を送っているのか、また歳を重ねるにつれてどのような問題を抱えていらっしゃるのか、 ご両親がどのような困難と直面していらっしゃるか、等の疑問が頭をよぎるようになってきました。

このため、一小児外科医として急性期の医療に関わることだけで満足することなく、その後の長い人生に寄り添って慢性期の医療に関わることを決意して重心医療の世界に足を踏み入れた次第です。

まだまだ医師としても未熟で、利用者様の穏やかな生活の支えとなるためにはご家族や地域の皆様のご理解、ご協力と多くの職種の職員の助けがあってこそだと思っております。

この長竹の豊かな緑に包まれた環境の下、利用者様に笑顔で接すると同時に、その方一人一人に求められるお手伝いを慮りながら、「相手のいたみがわかる」振舞いを利用者様にのみならず、 職員同士でも実践できるよう努力していきたいと思います。

施設長 村上 研一

平成4年3月 日本医科大学 医学部卒業。
卒後、鹿児島大学小児外科に入局し、主に新生児の急性期
医療に従事して約20年間、小児外科医としての研鑽を積み重ねる。

その中で重症心身障害児・者の診療に関わる機会を持ち、
重心施設での慢性期医療に携わることを志す。

平成24年4月 神奈川県内の重心施設に入職。
平成29年7月 ワゲン療育病院長竹に入職、翌年5月より診療部長を拝命。
令和元年10月 同 施設長を拝命、現在に至る。